初めての釜山あるある

韓国の釜山に行ってきました。

たまたま航空券が安かった、という理由で行ったのであまり事前知識もなく、気になることやびっくりすることだらけでした。

ついついメモしたことを中心に、紹介していきます。

 

繁華街の西面(ソミョン)・南浦(ナンポ)、東にビーチリゾートの海雲台(ヘウンデ)、西に空港があります。

手書きの地図をどうぞ。西面~海雲台は1本ですが、見ての通りぐねっているので、オレンジ→茶→黒(本当は緑)のルートをたどったほうが速い場合も。



1. 釜山(物理的にも感覚的にも)広すぎ

釜山に限らず海外は日本と行政区分の感覚が違うことがよくありますね。

釜山は「釜山広域市」ですが、「大阪市」と同じ感覚で行っていたので痛い目を見ました。

大阪は大都市の中ではかなり狭いほう(東京23区のだいたい3分の1くらい)ですが、それにしても釜山はでかすぎた。

海雲台から最大の繁華街・西面(ソミョン)まで良くて30分、西面から南浦(ナンポ)までも15分強。要するに同じ市の中でも1時間くらいかかるところがある。

大阪市内ならどれだけ遠くても30分以内? 

渋谷・新宿といった東京都心の西側から東側の銀座あたりでも30分くらいで行けるし…

関西人からすれば、釜山広域市は大阪-神戸間くらいの広さに感じました。

物理的距離もさることながら、たぶん地下鉄のルートがだいぶ迂回していて、何より快速が無いので遅い!

多分駅も多すぎる!笑

あと、日本(大阪市かあまり知りませんが)の地下鉄駅に対して、釜山の地下鉄駅は広い。出入り口の数が多いので、○○駅の出入り口まで徒歩3分でもそこからホームまで延々5分以上歩くから、隣の△△駅のほうが実質近い?ということがありました。

(例:釜山タワーのおひざ元あたりからの南浦駅・中央駅との位置関係)

 

 

2. エスカレーター、明らかに日本より遅い

釜山の空港に着いてすぐ感じたことです。

日本なら階段はちょっと早歩きしないとエスカレーターにすぐ抜かされてしまいますが、韓国(釜山だけ?)のエスカレーターはのんびり歩いていても追いつきます。

「せまい日本 そんなに急いで どこにいく」に反してせかせかが染みついている私は、なおさら歩きたくなってしまうのですが、2列になれるところも少なく歩いている人も少なげでした。

 

 

3. いたるところにおせっかいおじちゃんおばちゃん

地下鉄の駅で1日乗車券を買おうとしていたら、蛍光ベストを着たおじちゃんがこちらに。スマホにアプリを入れて買うやつで、ちょっとまごついていたらカタコトの日本語で話しかけられました。

おじちゃんは券を買うのを手伝おうとしてくれたみたいですが、「スマホで買えるんですか!すごい!」とか言っているだけであんまりわかっていなかったみたいです(笑)。

国家功労者と呼ばれる定年後の人たちは特別パスが支給されていて、無料で券売機で切符を発券できるみたいで、私にも発券してくれようとしましたが、あまりよくないと思うのでお断りしました…。

観光地・チャガルチ市場の最寄り駅であるチャガルチ駅、繁華街の西面(ソミョン)駅などにはもっとわんさかおじちゃんおばちゃんがいて手伝ってくれそうなそぶりでした。

英語や日本語はカタコトで基本的に韓国語しか通じないので、実はありがた迷惑だったりも…笑

釜山市がやっている事業なんですかね?

 

 

4.交通費が安い

2.で言った通り、スマホに「釜山都市鉄道」のアプリを入れてクレジットで金額をチャージすると、3日間13000ウォン(≒1300円(現地ではわかりやすい10ウォン=1円で計算していました))で釜山地下鉄が乗り放題です。全4路線で114km。調べてみると大阪メトロが全8路線129km。

バスも含めた1日乗り放題券が820円。それと比べると明らかに安いですね!

釜山市内のバスは基本1乗車1550ウォン(≒155円)。

驚いたことに、郊外の慶州市に行くとさらにバス代が安かったです。

日本だと田舎に行くほど公共交通機関は高くなって、田舎ばかり旅している自分としてはいつも苦労しているところです。

韓国が日本とどこまで似通っているかはわかりませんが、最近の合計特殊出生率は1を切っていて、日本よりも首都一極集中が深刻。

おそらく高齢者は日本と同じく都市より郊外に偏っていると思いますが、そこに運賃、本数(多い)、使いやすさ(どのバス停に行ってもロケーションシステムがある!)がそろった公共交通機関があれば強い味方です。

政府や地方自治体の方針やお金の使い方がだいぶ違いそうですね。

 

 

5. つり革が違う

これまでとは打って変わって非常にしょうもない話です。

日本のつり革は文字通り革(まあ実際には合革かプラスチックかゴムだと思いますが…)で、持ち手(丸い部分)を持っていても車両の振動をモロに受けてガクガクなってしまいます。

しかし!

釜山都市鉄道のつり革は革の部分が金属製のばねで出来ていて、振動をかなり吸収してくれて心強いです。

日本のやつは、革が持ち手(丸い部分)に通されているだけですが、バネは持ち手に直接つながれているので安心。

日本でも採用してほしいです。

 

 

6. バスの運転が荒い

釜山で唯一前から知っていて、いつか行きたかった場所・甘川(カンチェン)文化村。

カラフルな家が密集していて路地裏歩きも楽しい。猫もたくさんいました。

チャガルチや南浦といった中心部から直線距離は近いですが、写真で見てわかる通り山あいにあって、バスを使わないと行きにくい場所です。

バスは本数が多く安いので使いやすいのですが、運転がヒジョーに荒い!

センターラインもなんのそのでマリオカート並みの動きをします。

特に文化村行のバスは、狭い道に対応するためかミニバスのような車両で、車内はぎゅうぎゅう詰め。吐く一歩手前でした。

しかもここに限ってつり革が旧式…笑

 

だいぶ長くなってしまったので、前後編にしようと思います。

それでは。