Jリーグとプロ野球
こないだ、地元・ヴィッセル神戸の試合を初めて見に行きました。
ブラジル人のパトリッキ選手の応援は「ジェアン!リマ!パットリッキ!」と大合唱で、とても語呂がよく気持ちよかったです。
大迫のシュートも目撃できました。
ところで、ヴィッセルの応援では「ヴィッセル」ではなく「神戸」が強調されがちな気がします。例えば「神戸魂見せてやれ」や「港の戦士」、応援テーマソング(?)は「神戸賛歌」で「神戸を愛したい」と歌われています。「愛の讃歌」の替え歌だったので初耳の自分も歌うことができて嬉しかったです。
おそらくほかのJリーグチームも似たような感じだと思います。
これは、同じプロスポーツでもプロ野球とは全然違うなあと興味深かったです。
例えば、中日ドラゴンズの応援は「ドラゴンズ」がメインで「名古屋」はあまり意識されません。応援歌でも「ナゴヤドームに詰めかけた」とは歌えど「しゃちほこ魂」みたいな言葉は歌詞にありません。
ドラゴンズは大都市の名古屋が本拠地なので分かりやすいですが、阪神タイガースや埼玉西武ライオンズを、本拠地のある場所から「西宮のチーム」「所沢のチーム」と捉える人はめちゃくちゃまれな気がします。代わりに、本拠地球場の「甲子園」や「西武ドーム」のほうが意識されるでしょう。
よく考えるとJリーグチームは、例えば七夕祭りが有名だから、織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)からベガルタ仙台、毛利元就の三本の矢から三+イタリア語(だったかな?)で矢=サンフレッチェ広島など、地元ゆかりのチーム名なのに対して、プロ野球のチーム名には地名すらない場合もあります。
ヴィッセル神戸も港町から連想される「船」を意味する英単語に由来しています。
J2、J3、バレーやバスケのチームも地元にちなんだものが多くて面白いですね。
好きなやつはファジアーノ岡山(ファジアーノはどこかの国の言葉でキジ。なぜ桃太郎ではないのか)やカマタマーレ讃岐(まあ分かるでしょう)、京都ハンナリーズ(同じく)などなど。
プロ野球チームは一企業がスポンサーとなっていることがほとんどでチームを応援するという感じ、Jリーグなど他の多くのプロスポーツチームは一企業というよりも地域の多くの企業やサポーターの絆で支えられている面が強い、という風にとらえられそうです。
そうすると、東京や大阪など複数のJリーグチームがある地域はどんな応援なんでしょうか。「大阪」じゃなくて、ガンバは吹田、セレッソは大阪市の南のほうが本拠地で若干離れているので、もっと細かい地名が応援に登場するんでしょうか。
もっと参考文献や裏付けを探して誰か論文書いてください。
それでは。