国宝 感想殴り書き
歌舞伎はほとんど知らんしな~と思って躊躇していたけど、安かったし重い腰を上げて観賞。
喜久雄と俊介が初めて歌舞伎を見たときに「美しい化け物」と言っていたのがまさにその通りで、客を喜ばせたいから、父の仇を取りたいから、などといった理由もなく、ただ化け物のような歌舞伎役者になりたい、もっと言えば演じている人物になりたい、といった気迫や念のようなものが作品の最初から最後まで伝わってきた。
特に、役者という仕事に没頭し、さらには女形という、本当の自分とは全く異なる人物に”なる"ことでどうすることもできない血筋や過去、能力、嫉妬、遺恨をないもの、どうでもよいものと自分に世間に覚えこませる感じ。
喜久雄が色々あって歌舞伎からいったん退き、ドサ周りで宴会場で踊っていたシーン。無表情で喜久雄を凝視していた男は何だったんだろう。本当におちょくりたかっただけなのかな…
その後、ホテルの屋上で高笑いしながら踊り狂う喜久雄は本当に化け物だった。
あれが吉沢亮だなんてすごい。
踊ってるときは本当に化粧も取れて、言ってしまえば見てられない姿だったが、どう言われようとも世間がどう見ようとこれしか残っていないことに気づいて、どうしようもなく、逃げているともいえるし、この状況を笑い飛ばしているともいえる。
でもこのおかげで歌舞伎道に専念しよう、悪魔と契約してでも日本一になろうと思えたのかな…
俊坊のことをほとんど書いていないけど、彼もすごい。親子そろって身体がボロボロになっても最後まで舞台では見栄を張りたい生き様。
歌舞伎と落語で芸事の種類は違えども、春団治の「浪速恋しぐれ」を思い出した。ほかのことはほっぽり出してでも国の宝、スーパースターになっていく主人公(たち)と 「日本一になるためにはどんな苦労も耐えて見せます」と決して見放さない、不義理をされても成功をたたえる妻(や女性たち)…
鹿児島のあれこれ
前回の続きです↓
鹿児島の旅でニヤニヤさせられた発見をメモしておきます。
分かる人は、『安住紳一郎の日曜天国』でゲストの人が3つぐらいのテーマを元にトークしているやつ、みたいな感じで読んでもらえると嬉しいです。
テーマが「滋賀県とアルフォート」、とか気になりますね。Youtubeあがってるので是非。
1.県下一周駅伝
現地のラジオを聞いていたら頻繁に差し込まれていて気になった「県下一周駅伝」のニュース。「鹿児島」とか「指宿」とか各地域の選手がタスキをつないで鹿児島県(本土)をくまなく回るらしい。こういう駅伝はあるけど、3日もかけて県全体を回るのはなかなか珍しいのでは?
あと、勝手に練習環境が優れてそうな都会の「鹿児島」が万年優勝何じゃないかなと思っていたら、意外と「姶良」が強いらしいです。
地元では馴染みがあるのかもしれないけど他県民にはピンときにくい「熊毛」とか「川辺」などの地域区分も出てきて面白かったです。
主催の南日本新聞が鹿児島では圧倒的なシェアを誇っているらしいからこそ出来る大会。
三重の伊勢新聞とかでは無理だろうなあ〜
2.九州・沖縄ふるさと会

郵便局で見かけたもので、地域別の頒布会的なものだと思います。申し込み売れ筋ランキングを見ると、桃やサンふじ、さくらんぼ、かずのこ、(信州産の)マスカットなど北の産物がズラリ。
やっぱり遠くへのあこがれはどの地域でもあるんだなあと妙にニヤニヤした次第です。
西郷さんの銅像のすぐ近くの郵便局なので、このポスター見てニヤニヤした他県の観光客は自分だけではあるまい。
3.西郷どんと大久保

西郷隆盛は言わずとしれた鹿児島の偉人で、薩長同盟やら江戸城無血開城やら、鹿児島の人たちからは特に、地元の教え子たちの思いに応え命を賭して西南戦争を戦った、という歴史が称賛されていて、皆さん西郷"どん"と敬称をつけて呼んでいます。(これは山梨の信玄"公"とか大阪の太閤さんとかと同じことですね(要出典))
一方、西郷と同郷の3年先輩である大久保利通も明治新政府の中枢でバリバリ頑張った人ですが、地元では「大久保」と呼び捨てられているそう(!)
これは西郷記念館で丁寧に説明してくださったおばあちゃんのボランティアの方の話なので色眼鏡付きですが、征韓論や明治六年政変あたりで西郷さんと大久保さんの意見が対立して、鹿児島の人から見たら西郷さんは地元のことも考えているけど、大久保さんは東京や外国に魂を売ったと思われているっぽいニュアンスです。
西郷隆盛像は撮影台も整備されていて観光地化されていますが、大久保利通像は鹿児島中央駅の駅前ではなく、ちょっと離れたところにひっそりと建っていました。
(自分も西郷さんしか写真撮ってないです、大久保さんごめんなさい🥲)
大久保さんが冷遇されているのは不憫ですが、鹿児島ではどこに行っても西郷さんのキャラがいて、「鹿児島といえばこれ!」という人物が地元の人の中で一致しているのがすごいです。
今住んでいる神戸・兵庫だったら誰だろう?
平清盛は最後負けてるし(そもそも兵庫出身ではない)、ダウンタウンは流石に最近過ぎるし…銅像が県のシンボルになるような人はいない気がする…
西郷どんや信玄公が羨ましいものです。
以上3ネタでお送りしました。
それでは。
見慣れない日常にニヤニヤしに、旅に出る
これからも書きたくなったら謎のペースで更新していきます。
こないだ鹿児島に行ったときに考えたことを備忘録代わりにまとめておきます。

自分は旅を栄養にして生きている節があるけど、良くも悪くも現実逃避的な目的が多い。
具体的に何があるわけでもないけど、見慣れた風景・日常に固定されていると自分のやりたいことや運命も固定されてしまうような鬱屈さを感じて、近くでも遠くでも出かけに行く。
遠ければ遠いほど見慣れたものが少なくてワクワクする。けれど、今のところは、言葉がある程度通じて治安もよいところという感じで、日本の北と南、あとは英語がギリギリ通じそうなところを攻めていきたい。
旅先では観光地に行くだけじゃなく、現地の人の真似をして彼らの日常を体験したい。
というわけで、できるだけローカル線に乗るし、ファストフードはもちろん観光客向けのお店もなるべく避けて、現地のローカルチェーンを調べる。ラジオも聞くし、百貨店があったら絶対行くし、バスや電車の時刻表があったら見当もつかない場所に1時間に3本も4本もバスが出ていることを知って見知らぬ土地の日常を想像する。
旅は終わりがあるから、飽きること無く新しい日常を体験できる感じだけど、ずっと住んでいるところだとどうしても新鮮さが無くなってしまう。それがイヤで旅を続けているのかも?一箇所の定住向いてないのかな?
今回も、鹿児島から船で20時間くらいかけて島に降り立った途端、書いてある文字は読めるのに、全部が知らないもの、日常ではないもので、そんなものたちに囲まれてとてもとてもニヤニヤしました。
次は、そんな鹿児島の旅で特にニヤニヤさせられたものを、これもまたその時の新鮮な感覚を忘れないようにメモしておきます。
それでは。
P.S.
柴田聡子さんの「旅行」と「雑感」という曲が良すぎる。
Spotifyで誰かが「この世の最も良い曲100選」みたいなのに選んでいて納得した。
山の向こうのとなり街 滋賀
今週のお題「となり街」

私の地元・三重県の北勢地域は、買い物でも遊びでも何かに付けて直ぐナゴヤ、偶に津に免許を取りに往つたり、伊勢にお参りをしに往つたり為るのが常。北側や西側に聳える鈴鹿山の向かうは闇。
ここまで椎名林檎構文でお送りしました。
山の向こうは岐阜と滋賀で、まだ岐阜は大桑(=大垣・桑名)道路や高速道路(建設中)、養老鉄道などによってある程度の結びつきはありますが、滋賀県に向かう経路はごくわずか。
北勢↔滋賀の間にある峠は鈴鹿峠、石榑峠と鞍掛峠(これは調べて初めて知りました)。石榑峠以外は冬季通行止めで、その石榑も2011年にトンネルができるまでは冬季通行止めだったようです。
物理的距離に対して、精神的距離ははるかに遠い。わくわくしますね。
そんなこんなで、自分が物心ついたころには既に1時間やそこらで行けた滋賀ですが、地元のどこからでも見える山を越えた先なので実際はもっと遠くに行っているような不思議な感覚でした。
スーパー銭湯の八風の湯や永源寺、八日市駅前のクラブハリエにスガキヤ…
山を挟んで四日市(三重)と八日市(滋賀)が存在するのって神秘ですね。
また行きたいです。
Jリーグとプロ野球
こないだ、地元・ヴィッセル神戸の試合を初めて見に行きました。
ブラジル人のパトリッキ選手の応援は「ジェアン!リマ!パットリッキ!」と大合唱で、とても語呂がよく気持ちよかったです。
大迫のシュートも目撃できました。
ところで、ヴィッセルの応援では「ヴィッセル」ではなく「神戸」が強調されがちな気がします。例えば「神戸魂見せてやれ」や「港の戦士」、応援テーマソング(?)は「神戸賛歌」で「神戸を愛したい」と歌われています。「愛の讃歌」の替え歌だったので初耳の自分も歌うことができて嬉しかったです。
おそらくほかのJリーグチームも似たような感じだと思います。
これは、同じプロスポーツでもプロ野球とは全然違うなあと興味深かったです。
例えば、中日ドラゴンズの応援は「ドラゴンズ」がメインで「名古屋」はあまり意識されません。応援歌でも「ナゴヤドームに詰めかけた」とは歌えど「しゃちほこ魂」みたいな言葉は歌詞にありません。
ドラゴンズは大都市の名古屋が本拠地なので分かりやすいですが、阪神タイガースや埼玉西武ライオンズを、本拠地のある場所から「西宮のチーム」「所沢のチーム」と捉える人はめちゃくちゃまれな気がします。代わりに、本拠地球場の「甲子園」や「西武ドーム」のほうが意識されるでしょう。
よく考えるとJリーグチームは、例えば七夕祭りが有名だから、織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)からベガルタ仙台、毛利元就の三本の矢から三+イタリア語(だったかな?)で矢=サンフレッチェ広島など、地元ゆかりのチーム名なのに対して、プロ野球のチーム名には地名すらない場合もあります。
ヴィッセル神戸も港町から連想される「船」を意味する英単語に由来しています。
J2、J3、バレーやバスケのチームも地元にちなんだものが多くて面白いですね。
好きなやつはファジアーノ岡山(ファジアーノはどこかの国の言葉でキジ。なぜ桃太郎ではないのか)やカマタマーレ讃岐(まあ分かるでしょう)、京都ハンナリーズ(同じく)などなど。
プロ野球チームは一企業がスポンサーとなっていることがほとんどでチームを応援するという感じ、Jリーグなど他の多くのプロスポーツチームは一企業というよりも地域の多くの企業やサポーターの絆で支えられている面が強い、という風にとらえられそうです。
そうすると、東京や大阪など複数のJリーグチームがある地域はどんな応援なんでしょうか。「大阪」じゃなくて、ガンバは吹田、セレッソは大阪市の南のほうが本拠地で若干離れているので、もっと細かい地名が応援に登場するんでしょうか。
もっと参考文献や裏付けを探して誰か論文書いてください。
それでは。
下敷き ~江國香織『とるにたらないものもの』を読んで~
小学生の読書感想文のようなタイトルで失礼します。
少しでも検索に引っかかろうと必死です。
最近、常に小説1冊とエッセイ一冊を同時並行で読んでいます。
現実逃避手段としてよくSNSやYouTubeに行きつきますが、気になることがあったらひたすら調べてしまうし、変に自分と属性が似ている人がいたら比較してしまいます。
それにも疲れたとき、本の中だけで世界が完結して、文字通り現実とは異なる世界の小説に行きつきます。
とはいえ、たいていは「小説」という場所に旅する、くらいの気楽さで読んでいます。
それに対して、エッセイは現実の話ですが、逆に想像がしやすく、かといって深堀するほどのものでもないので、「旅行めんどくさいなあ」というときに頼りになります。
江國香織さんは小説もエッセイもよく読んでいるのですが、今回は『とるにたらないものもの』というエッセイの話。一見「とるにたらない」ようにみえるものものに対する熱い思いや偏愛が綴られています。
その中でも下敷きの話が印象に残りました。子供の頃はみんな使っていたのに大人になるにつれて自然と卒業するもの。
江國さんとおなじく私も下敷きを卒業していません。
硬い机の上で一枚の紙にものを書くなら必要ないですが、ノートともなると下敷きが無いとどうしても筆跡が裏にうつってしまうのでムズムズします。
意外と屋外でものを書くときにも下敷きは重宝しますよ。
塩化ビニル製の下敷きはふにゃふにゃで嫌だという話にはヘドバンするくらいに首肯します。
昔おじいちゃんからもらった日航のルート図が描かれた下敷きは大きいけど、触感がザラザラしていてふにゃふにゃ。
地図を描く時はこっちのほうが良かったりもしましたが。
ハッピーセットでもらったポケモンの下敷きは紙製なので裏写りを考えたら意味無し。
でも昔はそんなこと気にせずどちらも使っていました。
今の方が逆に下敷きを選り好みしています。
あらゆる条件をクリアして今も使っているのは、お母さんから受け継いだ下敷きだけ。
たまに染みついた鉛の黒ずみを消しゴムで消したり指でこすったりするのも楽しいですね。
主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
それでは。
初めての釜山あるある2 ~紙にまつわるエトセトラ~
釜山あるあるの続き。

「2」からサブタイトルがつくシリーズ作品がたまにありますが、ああいうのは「1」の段階ではサブタイトルをつけ忘れていたのでしょうか。思いもよらずシリーズ化することになったので、「サブタイトル付けてみるか~」という感じなんでしょうか。
…いきます。
1. やっぱりバスが日本とはだいぶ違う
前記事でも触れましたが、もう少し追加。
外国に行って思うことは、日本の公共交通機関のダイヤにはいかに信頼がおけるかということ。遅れが比較的少ないことはもちろん、逆に決められた時刻より早く駅やバス停を通過してしまうことなどありえません。
バスは電車と違い、渋滞などダイヤの乱れを招く要因が多いですが、よく観察しているとバスのダイヤはだいぶ余裕をもってつくられていて、渋滞の際もある程度まではダイヤ通り、逆に道が空き空きで想定以上に早く進んでしまった場合でも、たまにバス停に数十秒から数分程度停車して時間調整をすることによって、事前に決められたダイヤを守っています。
しかし…笑
釜山のバスは前回書いた通りの荒々しい運転のおかげ(?)で大幅に遅れることは少ないですが、逆に時刻表よりも早くバスが行ってしまうことが間々ありました。
こちらは時刻表どおりに動いているのにやるせない気持ちになりますね…
あとは、バス停に先行のバスがすでに停まっている場合、そのバスが行き過ぎるのを待たずに、手前の適当な歩道でおもむろにバスの扉が開くこともありました。
「バス停に停まってから席を立つか~」とのんびりしていたら、急に降ろされて焦りました。
まあ、世界基準で見たらおそらく日本が特殊なんでしょうね。
運ちゃんが爆音でラジオや好きな音楽を流しているのも日本との大きな違いです。
2. 日本よりも若者冷たい
泣
肌感覚で言うとこんな感じ。
若者→
誰に対しても冷たい。困っているそぶりをしていても、具体的なアクションを取らない限り無視(日本も同じか)。事務的(コンビニが典型)(日本も同じか)。
観光関係に携わっているおっちゃん・おばちゃん→
過去に数々のトラブルに巻き込まれて辟易しているのか、とてもとても冷たい。話を平気で打ち切る。外国人をめんどくさがっているだけで、韓国人にはまるで違う対応をしていることもしばしば。ただ、英語力と冷たさは反比例しており、英語(さらには日本語)が通じるところほど、気配りができていてきめ細やかな対応をしてくれる。
万国共通なのか、こんな固定観念は持ちたくないけど、おっちゃんのほうが圧倒的に怖い。
特に観光業界とは関係ない普通のおっちゃんおばちゃん→
優しい。にこにこ。もちろん韓国語以外通じないけど、親身になってくれそう。
前回書いたおせっかいおじちゃん・おばちゃんも優しさが空回りすることが多いだけで、この部類に入る。
もちろん、「マシッソヨ」と言ったら満面の笑みで「カムサハムニダ Thank you!」と返してくれたキンパ食堂のおばちゃんや、「これ何?」と聞いたらわざわざググって見せてくれたカフェの兄ちゃんもいましたが、何となく接客を大事にしてそうな観光地に行っても、日本よりも神対応に遭遇する確率が圧倒的に低い気がする。
若者はよくも悪くも個人主義といった感じで、客が外国人でも韓国人でも特に態度は変えません。逆に英語が通じる率も高いので中途半端なおせっかいよりもいいかもしれません。
3. 英語を話せる・話せないの差が激しい
そんな英語の話。
確か日本は、ある程度発展している国の中では飛びぬけて英語ができない国、韓国は結構できる国(非常にあいまいですみません)だったはずで、大学入試がめちゃくちゃ厳しいらしいですが、それを裏付けるように、若者の英語を使える割合は日本よりも高く感じました。
多言語表記が日本よりも多い、という感じではないので、日常的に英語を見聞きするというよりも、教育が優れているのでしょう。
個人的に、中国語や韓国語で英単語を無理やり発音しているときは、日本語でカタカナで発音しているときよりも癖があって、英語を学習するのもより難しそうだなあと思います。
話しかけるときに、英語っぽい発音か、少しカタコトっぽくて韓国語の単語として受け取ってもらえそうな感じで発音するか迷いますね。
意外にこの人が流ちょうな英語で返してきた!の時もあったし、こちらの英語に難点があったのか「日本語でお願いします」と日本語で返された三枚上手パターンもありました。
かと思えば、西面で止まった安ホテルの塩対応おっちゃんには、”Umbrella”すら通じず、身振り手振りで伝えました。「傘貸してくれませんか?」と聞きたかったのですが、結局伝わったのか伝わらなかったのか、終始 "NO!!"とおっしゃっていました…
4. トイレットペーパーの壁
さて、しょうもないあるあるパートですが、一番共感が多そうな話題です。
韓国ではトイレットペーパーは流さずに、備え付けのごみ箱に捨てる、という都市伝説を聞いていたので、慄きながら渡韓しました…
行ってみた結果、釜山にはなく、慶州の田舎の公衆トイレなど、あきらかにゴミ箱からそのにおいがするところもありましたが、むしろほとんどのトイレでは因習を改めるために「紙は流してください」といった貼り紙がされていました。
トイレットペーパーは、韓国に限らず、日本人が海外に行ったときに違いを感じるものの一つだと思います。
これの使い勝手の悪さにつきます。

どう考えても横回しじゃなくて縦回しのほうが紙切りやすいやろ!(怒)
今でもこのタイプのトイレットペーパーホルダーを使って紙を切るとくしゃくしゃになります。
あと、紙が小さくてキッチンペーパーみたいな素材のやつもありますね。
いろいろ言っていますが、今回言いたいのはこの話ではなく、そもそもトイレットペーパーが「無い」ことについてです。
結構な確率で、個室の中にトイレットペーパーが無い!
トイレ全体の入り口に置いてあるだけだったりします。
そういう場合、入る前にどれくらい紙が必要か計算する必要があるし、予想以上に盛り上がったときは困ります。
一番困ったのは、慶州の街中で入ったハンバーガー屋さん「MOM'S TOUCH」です。
チキンを推していて、ボリューミーでコスパがよかったのですが、これ以上の涙を生まないためにもあえて店名を具体的に書いておきます(笑)
韓国3日目、ほぼ毎食キムチを食べ、果敢にもおかずでだされた生ニンニクや激辛青唐辛子に挑戦したり、躊躇なく生魚に食らいついたりしていたため、おなかの調子は最悪でした。
入り口に無かったので、「個室にペーパーあるやろ~」と思って中に入ったらどこにも紙が無い・・・
ゆるゆるだったのでもう余裕もなく、その場は手で処理をして、4回ほど手を洗い、席に戻り、ティッシュを持ってとんぼ返り。
実は個室のドアにハングルの貼り紙が貼られていて、どうせ「紙流せ」って書いてあるんだろうなあと気にしていなかったのですが、それが誤りの始まり(韻が踏める)でした。
あとでGoogleさんに聞いてみると「盗難が頻発しているので、トイレットペーパーはレジ前に移動しました」と。
何たるトイレ難易度!
5. 紙コップが薄い、凶器となり得る
最後もしょうもない話題です。
タイトル以上に書くこともないですが、韓国の紙コップはペラペラで三角形。
水を入れるとすぐにこぼれそうな感じです。
薄すぎて断面が鋭く、唇を切りそうでした。
逆に言うとすぐぺしゃんこになるので捨てるときにかさばらないというメリットはありそうですが、慣れるまでは使いこなせなさそうです。
ただ、予期せぬところからの文化の違いで、個人的には楽しめました。
あとは、日本人(+台湾人)はみんな簡体字が読めると思われているのか、よほど読み方が推測しにくいものではない限り、繁体字やカタカナが併記されずに、ハングル・英語・簡体字だけのサイン表記が多かったことも興味深い点です。
なんとなく最近の韓国は中国よりも日本・台湾との距離のほうが近いように思っていました(まあ、あいみょんはいたるところで流れていましたが)。
他にもいろいろとありますが、釜山あるある全2回、これにて終了です。
それでは。