ポン酢の概念

ちょっと前スーパーで見たポン酢に少し違和感を覚えました。

 

それがこれです。

 

普通ポン酢って言ったら酢と柑橘の果汁と醤油からできた調味料を想像すると思いますが、これは色味から分かる通り醤油が入っていなかったんです。

 

確かに文字通り「ポン酢」を捉えるなら醤油が入っている方がおかしいかも・・・

いわゆる一般的な「ポン酢」を「ポン酢しょうゆ」って言っている人もいますね・・・

 

今回見つけた「ポン酢」はミツカンのものでしたが、あのミツカン味ぽん」はちゃんと商品名に「ぽん酢調味料」と記載されているらしいです。

関西の有名な「旭ポン酢」とかも醤油が入ったやつだし、そもそも今回のような本物の「ポン酢」を見たのが初めて(気にしたことない)のでちょっと困惑しました。

 

 

ちなみに「ポン酢」の語源はオランダ語の「ポンス」らしいです。

「ポンス」には別に酢は入ってないらしいですが、それを日本人が無理矢理「酢」という漢字を当てて、それでさらに暗黙の了解で醤油が入っているのがデフォルトになって、数奇な運命ですね。

もっと調べると昔長崎ではオランダの「ポンス」が起源でも醤油に柑橘の果汁を混ぜたものを「ぽんず」と呼んでいたらしいです。とすると、「ぽんず」的なものには柑橘の果汁は常に入っているっぽいですが、醤油と酢はあったりなかったりでますますまぎらわしいですね…

 

余談ですが、前ストックしてあったポン酢が切れたので、スダチを使ってポン酢を作ったら何にかけてもさんまの塩焼きを食べている気分になりました。

作るならユズかユコウ(ポン酢の材料でしか聞いたことない)をブレンドした方がいいと思います。

それでは。